今月の表紙はえちぜん鉄道。
最近は、もと愛知環状鉄道の車輌に多くが置き換えられたようですが、
私には未だ、京福福井から引き継いだ、もと阪神車のイメージが強いものです。

・えちぜん鉄道 MC2202 2005年8月 新福井

・えちぜん鉄道 MC2203 2005年8月 新福井
MC2201形は、1958~1959年に川崎車輌で作られた阪神3301形を1986年に譲り受けたもので4両が在籍していました。大手私鉄カルダン車では珍しい部類に入る両運転台車です。阪神時代末期は冷房装置を搭載していながら、電源が確保できないため冷房が使えませんでした。そこで、京福入線時に床下機器のスペースを見直して大型の電動発電機を搭載。晴れて、京福福井初の冷房車となりました。
今なら、SIVを使うので、この手の車輌でも冷房化は随分楽になったのではないかと思います。
えち鉄発足後、この塗装を写真で最初に見たときは「なんちゅう色塗るんだ・・・」と思いましたが
実物を見ると、これはこれで似合っているなあ・・と思いました。扉のある部分で黄色になるのが程よいアクセントで、非貫通の車輌に塗ったら、あまり・・という気はしますが。
・2022.11.13 画像を更新・追加しました。