今月の表紙は、豊橋の路面電車。
このとき、本当の目当ては、この電車でした。

豊橋鉄道東田本線 モ3702 2005年8月 新川
言わずと知れたオールドタイマー、モ3702です。
個人的にレトロ調塗装の電車というのは好きではないですが、このときは走らせるというので出かけた次第。
1927年日本車両(本店)製で、もとは名古屋市電の1200形1204。1963年に豊橋入りしました。原型は中扉が両開きでした。
まもなく、この車両が保存された豊橋市こども未来館が開館するそうです。
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/coconico/mo3702.html
さて、路面電車で両端が絞られた車体というのは一瞬メジャーな気がします。
しかし、それらの多くは戦後製もしくは木造車。
このような戦前型の鋼製車での事例は、少ないものです。
これは、日本の地方都市の路面電車にボギー車が普及したのが戦後ということと関わっているでしょう。
むしろ、この電車の形を受け継いだのは当時の外地の電車であったと思います。
たとえば、京城電気の200級はこの車両の亜流で大型化、そして主力車だった
300級は、そのまま近代化した優美なスタイルをしています。
また、
大連都市交通の500形は、逆に小ぶりながらも、この絞った形状でかつ2段窓の近代的なスタイル。現在も大連の地で見ることが出来ます。