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E.K.K バスフェスティバル
2008年 08月 02日
上越国境を越えた本当の目的は、北越急行でも関越交通でもありません。
それは・・・・。 もう、お察しがついたかたも多いと存じますが、毎年7月末の金土日の3日に渡って、「フジロックフェスティバル」が開催されます。苗場スキー場で開催される、この国内最大級の音楽イベントでは、観客の輸送用に多数のシャトルバスが用意されます。その数、実に60~70台。しかも、スクルーバス用など、普段なかなかお目にかかれない車両も動員されます。 で、今回、物好きにも、これを見に行こう・・と企てたのです。 それにしても、冬はスキーをせずスキーバスを見て、夏はロックフェスに参加せず、その輸送バスを見るというのは、いったい人としてどうなんだ?・・と。 このシャトルバスは基本的に越後交通グループによって運行され、いくつかの系統が存在します。 基幹となるのが越後湯沢駅発着のもの。これは主に自社発注の路線車と貸切車が1:1程度の割合で投入されます。 自動車で来場する人は、夏場は無用の長物と化す周辺のスキー場の駐車場に留めることになります。このうち、神立~苗場、三俣~苗場、田代(二居)~苗場にバスが用意されます。こちらは、主に路線車が充当されるようです。 ということで、比較的面白い車両が多いのは後者になります。 まずは、三俣~苗場の車両。 バスに振られた整理番号は一桁(0~9)で、10台が該当します。 0・・越後交通 日デU-UA440HSN +富士7E、 1・・越後交通県央観光 いすゞU-LV218L +アイケー もと山陽電鉄 2・・越後交通 いすゞU-LV324K +アイケー もと東急バス 3・・越後交通県央観光 日デU-UA440LSN +富士7E もと西武バス 4・・越後交通県央観光 三菱U-MP218M +MBM? もと相模鉄道 6・・越後交通 日デKC-RP250GAN +富士7E 7・・越後交通 日デKC-RP250GAN +富士7E 8・・越後交通 日デKC-RP250GAN +富士7E 9・・越後交通 いすゞU-LV324K +富士7E 地元、南越後観光の車両はゼロで、越後交通本体の車両と、はるばる新潟ナンバーエリアからやってきた県央観光(三条市)の車両で固められています。 比較的距離が短く、輸送量を必要としないためか、9m大型も多数投入されていました。 なお 5が欠番ですが、該当の車両はみつまたから動かなかったようで、撮影できませんでした。 一方、神立~苗場には、これを上回る15台が投入されていました。 バスに振られた整理番号は3桁(101~)です。 102・・南越後観光バス 三菱P-MP218M +西工58MC もと阪急バス 103・・南越後観光バス 三菱KL-MS86MP +MBM 104・・南越後観光バス 三菱U-MS826P +MBM 105・・南越後観光バス 三菱U-MP218K +呉羽 もと川崎市交通局 106・・南越後観光バス 日デU-UA440NSN +富士7E もと西武バス 107・・南越後観光バス 三菱P-MP218M +呉羽 もと神奈川中央交通 108・・南越後観光バス 三菱U-MP218M +西工58MC もと阪急バス 109・・南越後観光バス 三菱U-MP218K +三菱 もと遠州鉄道 110・・南越後観光バス 三菱U-MP218K +呉羽 もと川崎市交通局 111・・南越後観光バス 日デU-UA440NSN +富士7E 112・・南越後観光バス 三菱U-MP218M +呉羽 もと神奈川中央交通 113・・南越後観光バス 三菱U-MP218K +呉羽 もと川崎市交通局 114・・南越後観光バス 三菱U-MP218K +呉羽 もと東京都交通局 115・・南越後観光バス 三菱U-MP218K +呉羽 もと東京都交通局 おまけ 湯沢~苗場の路線バス・・南越後観光バス 三菱U-MP218M +呉羽 もと相模鉄道 こちらは地元、南越後観光の各営業所から車両が集結しました。 しかも、その殆どが三菱勢でした。 屋根の色がそのままの川崎市交車は3台全車を投入、もと神奈中ともと都営は、東急色とハイライト色が仲良く1台づつ走っていました。このうちもと都営のハイライトは、普段はたしか津南の山奥で使われているため、なかなか目にすることができない1台。個人的には、何度行ってもすれ違いだった、もと西武のUAが撮影できて満足でした。 田代(二居)~苗場はこの日は運転されず。また、湯沢~苗場に関しては、それほど面白い車両がいるわけでもないので割愛します。 こちらは整理番号が2桁(目撃したのは14~)で、約30台ほどが投入されていました。 うち2台は塩沢にある貸切事業者の昭和観光の車両で、新車のセレガーラといまや古参のパンダ顔エアロクイーンが投入されていました。 これら3系統のバスを捕らえるとなれば、三俣~苗場で狙うことになります。しかしこの区間は2つの峠を抱える山岳道路。大きい交差点などあろうはずもなく、結局、各種情報を考慮した結果、火打峠の北側(平標登山口バス停付近)で撮影しました。撮影地を発見してもバス停間隔が2km以上開くのはザラですし、二居トンネルなど歩こうにも歩けませんのでご注意を。 また、車両の運用ですが、当然ながら開演前に輸送のピークがあります。したがって、昼前には一部の車両(おもに貸切車)を残し、湯沢車庫に戻ってきます。南越後所属の一部車両は六日町など営業所まで戻る模様。 ちなみに湯沢車庫は普段では考えられないほどの数の車両でギッシリ埋まりっていました。
by hiro_hrkz
| 2008-08-02 01:53
| バス(その他)
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Comments(3)
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quadra07 at 2008-08-02 23:04
E.K.Kシャトルバス祭り行ってこられたのですね。
自分は今年は都合がつかなくて断念しました。 去年は湯沢~苗場のシャトルバスしか見なかったのですが 今年は越後柏崎観光の名前が挙がってないようで… 去年は湯沢~苗場にも面白い車両は入っていたいたのですが… 撮影地点に関しては苗場スキー場付近の右折で何とかならないかと考えていたんですけど、肝心のグーグルマップの航空写真が使えないので交差点の形状がわからないのが何とも…
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hiro_hrkz at 2008-08-03 16:47
>>quadra07さん
柏崎観光の車両は2台ほどが、湯沢駅~苗場で使われていました。 今年は、十日町営業所の、もと山陽電鉄LVでした。これ以外は、殆どが越後交通本体の車両で、今年は高速バスの予備車まで持ってきていたのが、目に付いた程度です。 実は、去年の土曜日にも湯沢駅角で2時間ほど張っておりまして、その時は都営のMP(東急色)のほうがこちらに、ほかは富士HD1架装のLVや貸切顔のRU3HJAAが目に付く程度でした。 quadraさんのブログを拝見すると、日によって、どうも投入される車両が違っていたようですね。 その後、長岡や六日町を回ったあと、夕方に再び湯沢車庫を覗いてみると、とんでもない数の車両が押し込まれており、これは再チャレンジしないと・・と思い、今年は山の上まで行った次第です。 撮影地は、今回は道路系のサイトを中心にいろいろ見て考えました。 登坂車線と駐車帯があり、かつ峠のてっぺんで坂がゆるく、晴れれば順光というのが決めてでした。結果は上々。
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quadra07 at 2008-08-05 19:05
去年は日曜日に行ったのですが
小出のニューエアロスターをまともに撮れなかったのが心残りで… 画像を拝見したら、また越後交通系を撮影に行きたくなりました。 やはり自分で調べるということは大事ですね。 |