突如として発売された鉄コレの近鉄800系。
先日、名古屋まで足を伸ばした際に購入してまいりました。
1955年、近畿車輛製で、当時の奈良線のエース。
軽量車体にサッシレスでつまみのついた窓、円筒案内式台車と、スイス・シュリーレン社の技術を取り入れ、これに三菱のファンデリアにWN駆動と、後の近鉄電車の特徴を備えた車両となりました。Mc-T-T-Mcの4両編成
・・・ということで、この車両が選ばれたのでしょうが、私にとってこの電車の記憶はただ一つ、伊賀線に2連に改造・狭軌化の上で転出した姿しかありません。当然、鉄コレも改造の予定です。
・近畿日本鉄道伊賀線 モ882 1993年8月 伊賀神戸
画像のモ882は、もとはモ807で、1986年に伊賀線にやってきました。
台車は、南大阪線のモ6800(ラビットカー)のものを履いていますが、どっちにしてもシュリーレン式なので雰囲気は変わりません。むしろ前面の方向幕が表情を変えています。
もう一方の先頭車、ク782は、中間車のサ714に運転台を取り付けたもの。
こちらは切妻で、両端で随分変わったものになりました。
が・・・
近畿日本鉄道伊賀線 ク782 1993年8月 上:伊賀神戸 下:上野市
こんな画像しか撮っておりませんでした・・・やる気の無さが伺えます(苦笑)。
いまなら、追い掛け回すんでしょうけど、当時は貧乏学生でフィルムをケチり、連続夜行による寝不足、加えて食糧不足によるカロリー不足でアタマがまわらず・・といった具合だったわけです。
まあ、これはこれで、模型をつくるには前面の様子が解っていいかなと思ったり思わなかったり・・・。
※2015.1.25 画像を交換しました。