ただいま、こんなものを製作中です。

コトデン好きの私ですが、基本的にはゴチャゴチャいろんな形の電車がつながっているところなら、規格を問わずどこでも好みでした。たとえば大井川鉄道や富山地方鉄道、野上電鉄、そして豊橋鉄道渥美線あたりが私が体験できた路線です。あと4年くらいはやく生まれていれば、弘南鉄道や関東鉄道常総線、上田交通、伊予鉄道を体験できたんですけどねえ・・・。生まれた頃に無くなった栃尾電鉄や雄勝電車なんてのは、届かぬ憧れです。
で、これはそんな電鉄の一つ、豊橋鉄道のモ1900です。もと名古屋鉄道モ5200の車体をベースに国鉄のDT21台車や名鉄3880(東急3700)の制御器、新品の路面電車用クーラーなどを組みあわせて作られたもの。ちゃんぽん電車は古くからある手法ですが、近年ではこれと近江220、富山地鉄16010が三大作品でしょうね。
模型のベースとなったのは、鉄コレの長野電鉄2000系冷房改造車3両セットです。1900系タイプは古くからGM名鉄5500系キットをベースにした作品が発表されていますが、窓が大きすぎて屋根が浅く雰囲気が異なります。その点でこちらは、側面窓が実物と同じユニットサッシになっており、また屋根も深いためベースにはうってつけなのです。
前面は、そのGM名鉄キットのものを流用しています・・・が、GMキットは「デカい」ため、鉄コレに継ぐには四苦八苦するわけです。結局縦方向に3分割して縮めましたが、今度はなんとなくウマヅラ感が・・・。運転席上の屋根はエポキシパテで埋めて削り出し、ヘッドライトは銀河の国鉄157系用を使っています。そして、客室部分の屋根は、以前見かけたブログに書かれていたGM東急7000系用のディテールを落としたものに変えました。カーブに見事合致します。
これに合わせ鉄コレのモ1750を冷房改造し、リトルジャパンのキットから名鉄3880から1720を、もと東急の1730や西武の1710もなんとかできるかなあ・・と構想が広がってゆきます。
ちなみに、先月書いた「みちのくの田舎電車」は雨続きの天気に苛まれ塗装できない状態です。
完成したのはこちら。

コトデンの721-722で、漸く出場となりました。塗装は志度線色で、小田急アイボリーとガンダムカラーの赤を使っています。やっと、定番の色を使うことができた^_^)。
泉北クーラーは、GMのWAU102(JR西日本用集約分散クーラー)を切り詰めています。
ほんとうは天板の穴は角ではなく丸なのですが、断面形状が似ているのでガマン。
下回りは、動力ユニットを入れる予定なので701のほうは未着工。16m級用は発売が延期されちゃいましたねえ・・・・。

以前作った琴平線1200(リトルジャパン)、長尾線1300(GM)とあわせて3線の新色がそろいましたので並べて一枚。こうすると、やっぱり「ことでん」の電車は派手ですね。自分は「コトデン」時代の人間なんだなあ・・と思ったのでした。