長野県東部に位置する佐久郡。このあたりのバスは、本来千曲バスのエリアです。
が、ご他聞にもれず過疎地域で旅客は少なく、比較的はやい時期から、自治体の自主運行バス(いわゆる80条バス、現在の78条バス)に移行してきました。その数も多く、いわば過疎地交通の「先進地域」でもあったのです。
そんなわけで、複数の自治体バスが一同に見られるところもあります。

・北相木村(80条) いすゞKC-LR233J +IBUS 2002年8月 長野県南佐久郡小海町

・南相木村(80条) いすゞKC-LR333J +IBUS※ いずれも2002年8月 長野県南佐久郡小海町
画像は2002年8月に小海線小海駅前で撮影したもの。
このあたりは、小海町になりますが、隣接する北相木村・南相木村から、それぞれの村営バスが乗り入れています。ちなみに小海町自体も町営バスを持っていますが、これは撮影できませんでした。
車種は、両方ともいすゞLR+IBUSがやってきました。
ただし、北相木村は前中折戸なのに対し、南相木村はトップドア車。
近年の80条バスでは、シビリアンやコースターどころか、ワゴン車も珍しくありませんが、ここではきちんとしたバスらしいバスが走っていたのは嬉しいものでした。最近は北相木のほうはエルガミオも導入されている模様。
※2009.11.11 型式を修正しました。
※2016.12.24 画像を交換しました。