地下鉄の電車が他社へ譲渡されるのは1990年代になってからの話。
その第一弾が日立電鉄へ嫁いだ営団地下鉄銀座線の2000でした。
1991~1995年に京王重機で順次改造され、2000・3000形として入線します。
・・この先はまあ、あちこちの雑誌に載っているので、ここでツベコベ言うことはないでしょう。
当時、放映されていたTBS系の「そこが知りたい」だったと思うのですが、
深夜、廃車になった営団2000がトレーラーに乗せられて搬出されるシーンが写ったことを覚えています。
未だ日立への譲渡が明らかになる前のことです。
インターネットなど無い当時ですから、一体何処へゆくのか、そのあと暫く気になっていたことが忘れられません。情報が多くなればなるほど、わくわく感が刹那的になってゆくようにも思います。
・日立電鉄 3021 1993年3月 常北太田
画像は1993年の春に撮影したもの。ちょうど折り返しとなる電車が到着し、遠足?らしい子供がぞろぞろ降りてきたところです。
このときは未だ入線してから4ヶ月たらずで、ピッカピカ。
乗り心地も、それまでの旧型車と同じ路線とは思えないほど良かったことを覚えています。
だからこそ、最後の洗車もされず、埃まみれの姿は悲しかったですね。
※2014.10.25 画像を交換しました。