岩手県のうち、盛岡市以北から三陸に至る一帯を営業エリアとするのが岩手県北自動車。
県央~県南の各社が経営不振に喘ぎ、岩手県交通に統一される中、経営状態が良好だったことから今に至るまで独立を貫いています。
中距離路線や観光路線が多いことから、トップドア車が大半で、以前は貸切格差下車が多いのも特徴でした。

・岩手県北自動車 日野RV731P +日野車体 1994年8月 岩手県岩手郡松尾村
保存車輌めぐりにのめりこんでいた頃、松尾鉱業の電気機関車と客車を見るために八幡平へ足を運んだときに撮影したもの。そのあと、バスセンターからこの車輌で、盛岡まで行きました。
普通ならば、設備のよい貸切格下げがやってきて喜ぶものなんでしょうが、当時路線形にしか目が行かなかった私はがっかりしたことを、おぼえています。
行灯つきの前面にメトロ窓が並ぶ、1970年代の貸切車らしい姿の1台。
既に1990年代半ばですから、古臭いという印象はぬぐえませんでした。
それだけ1980年代のスケルトン化による貸切車の進歩は早かったのでしょう。