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私鉄のホキ800
先月ここに紹介した近代的な荷電に牽かせるために、こんなものをつくってみました。
私鉄のホキ800_e0030537_01361314.jpg
といっても今回は無改造。10年以上前に購入したままずっとほったかしになっていたTOMIXのホキ800を塗り替えたものです。もともと私鉄のホキにしたくて買ったものでしたが、漸く実現しました。
イメージしたのは京王、小田急、京浜急行の車両。こんなような色のホキを各社保有していました。
私鉄のホキ800_e0030537_01361300.jpg
さて、グレーはタミヤのサーフェイサーそのまま。手すり・ハンドル等の黄色は同じくタミヤのキャメルイエローです。塗装に向いていない材質ですが、アサヒペンのプラスチック用プライマーを吹いた上から、サーフェイサーを吹いて、乾燥途中でドライヤーで温めるという、ネットで検索した結果を試しています。

本当は神鉄や山電のクホ・サホのようにしたかったのですが、デッキのブレーキまわりが複雑で、単純に運転席をつけるだけには行かなさそうで断念しました。
私鉄のホキ800_e0030537_01361378.jpg
私鉄のホキ800_e0030537_01361306.jpg
とりあえず、電化私鉄の車両であれば何がひっぱっても良さそうな感じの車両になりました。
by hiro_hrkz | 2020-02-29 01:52 | 模型・神奈電・架空の鉄道 | Comments(0)
ローカル私鉄は211系を夢見ているのか?
ローカル私鉄は211系を夢見ているのか?_e0030537_23360128.jpg
今年1月に新形式車の投入と在来車の211系・213系・313系の置き換えを発表したJR東海。
このうち213系と211系の一部が1M1Tの2両編成であることから、マニアの一部からは「これはたくさんのローカル私鉄に譲渡されるのでは?」という反応が見られた。さらに「〇〇鉄道は新車じゃなくてこれ買えばいいのに」とか「××系を導入した△△電鉄は悔しがっているんじゃ?」といった随分勝手な意見・憶測もあった。
たしかに、製造から30年少々で2~3両編成というスペック「だけ」を見れば、そのように感じるだろう。だが、軌間と電圧が合っていれば電車はどこでも走れるというものではない。

気になったのが、長さ・幅といった点をあまりに無視しているという点である。
ローカル私鉄を見てきたマニアからは、「あんなの買ったところで・・・」という反応が多かった。それは多くのローカル私鉄の車両限界が小さいことを知っているためであろう。

このうち、長さについては20m級車の入線が不可能で中型車以下しか入線できないところが多数存在することはご存知の方が多いと思う。一方で幅についても、そもそも私鉄は「地方鉄道建設規程」で国鉄よりも一回り小さい2744mm(9フィート)と定められている。これに準拠していれば、当然それよりも幅の広い車両は長さには問題がなくても入線できない。車体幅2800mmの17m級旧型国電を入手したローカル私鉄が少ない理由の一つはこれである。

最も、ローカル私鉄で人気がある日比谷線直通車は車体幅2800mmあるし、標準軌のコトデンが購入した阪神ジェットカーや京浜急行1000も車体幅が2750mm以上ある。いずれの事業者もどこかの時点で車体幅2800mmに拡げるきっかけがあったためである(たとえばコトデンや福島交通は自社発注車が2800mmだった)。しかし、それよりも幅広の車両が入線するとなれば、話は違ってくる。

もとJRのしなの鉄道ともとより国鉄直通を念頭に置いて建設された伊豆急行は置いておくとして、伊豆箱根駿豆線、富士急行、富山地方鉄道、秩父鉄道、長野電鉄は、国鉄の急行型・近郊型が走行した実績があるため、幅2950mm・長さ20000mmの国鉄車が入線しても問題はない。だがそれ以外の路線は、20m級車が入線していても、2950mm幅の実績はないのだから導入可能なのかは判らない。また、国鉄準拠の電車が乗り入れていたとしても、それを自社の車両にするとなれば別の問題が浮上する。たとえば留置線の間隔や有効長が対応できるのかといった点である。そして、過去に直通していたからと言って、その後の建造物が抵触しないかどうかは当然不明である。
これらを一つ一つ考えてゆくと、現時点でJR東海の電車が物理的に入線できると言えるのは6~7路線くらいだろう。

よしんば入線できたとしても、次の問題、補助電源が存在する。
現在、MGもしくはSIVから三相交流を給電する方法が一般的である。しかし、このJR東海の電車は211系の一部を除きDC-DCコンバータから直流600Vを給電する。これは、1990年前後に流行った方式で、JR西日本、営団地下鉄、京成、南海などで採用されている。その動機は、インバータ制御の冷房を使用することにあった。しかし、この方式の流行は一時的なものに終わり、JR東海でも313系はSIVによる三相交流給電になっている。

 互換性のない方式は保守や運転取り扱い上の問題が生じる。SIVに交換するといっても電線の引き直しは必須、補器の一部は交換が必要だろう。ましてや機器類全交換となれば、補助金をかなりの額自治体から引っ張ってくるか、そもそもの基礎体力がある事業者でなければ不可能である
(直流600V線であれば、架線電圧をそのまま給電するという方法も考えられなくはないだろうが、その場合は、そもそも1C4Mで界磁添加励磁式の制御方式のほうに問題が生じ制御器・主電動機等を全面交換することになろう)。

これらの壁を乗り越えてでも購入するところは出てくるだろうか。
私は、買ううまみがないと感じる。
最も、18m級以下の車両しか走っていなかった熊本電鉄が20m級・2800mm幅の都営6000を買ったときには本当に驚いた。だから、今回もひょっとしたら意外なところが名乗りをあげるかもしれない。
ローカル私鉄は211系を夢見ているのか?_e0030537_00065437.jpg

by hiro_hrkz | 2020-02-21 23:51 | 鉄道(その他) | Comments(2)