韓国の首都、ソウル近郊には、合計11路線(系統)の地下鉄・郊外電車があります。
韓国鉄道公社(←鉄道庁)、ソウル地下鉄公社、ソウル都市鉄道公社、仁川地下鉄公社と4事業者に分かれているものの、普通は、みな「地下鉄(チハチョル)」と呼ばれているようです。
さて、韓国の電車といえば、地下鉄1号線および国鉄京仁線の電化で登場した1000(初抵抗)。
韓国の301系とも言われるこの電車。法定耐用年数が25年ということで、既に先頭車は全滅していますが、まだ比較的新しい中間車とその先頭改造車は、現役で使われています。
写真は、その中間モハ。建築限界が大きいものの、日本国鉄の通勤電車に範をとったため、
側面は103系、とりわけJR西日本の戸袋窓閉鎖車に似ています。
幻の国鉄交直流通勤電車ができていたら、こんな感じだったのかも。
地下鉄1号線~京仁・京釜・京元線の電車は、もとからの製造時期の差に加え、
先頭車改造や、異系列編入などでバラエティーのある編成になっています。
大韓民国鉄道庁1037 2002年12月 九老
(구로、大韓民国ソウル特別市九老区)
下回りは日本国鉄103系と113系双方から。幻の105系ともいえますね。